LAN工事の耐用年数について詳しく解説
マイホームから世界に通じるインターネットを支える重要な一部分が、LANなどのネットワークです。AI時代の現在は、家庭や職場にLAN回線を敷いて、その回線をデータが行き来します。社内や工場内にはLANケーブルが設置され、日々、大量なデータが往復しています。それだけLAN工事は重要なのです。今回はLAN工事を中心に耐用年数などを紹介します。
そもそもLANとは
LANとは、英語の「Local Area Network(ローカルエリアネットワーク)」で、3つの単語の頭文字を取った略称です。ローカルと言うとおり、一定の限られたエリアで、インターネットなどが接続できる、ネットワークのことです。会社で使うネットワークを「社内LAN」、家庭で使うネットワークを「家庭内LAN」と呼びます。
社内や工場内や家庭内で使用するLANを使ったネットワークがあれば、プリンタや他のコンピュータなど、IC機器間の接続が可能になるのです。LANは有線LANと無線LANの2種類があります。有線LANはケーブルを使ってIC機器をつなぐネットワークで、無線LANは電波で接続したネットワークです。
LANのつなぎ方
現在、主なLANの種類として、ADSL回線・CATV回線・光ファイバー・モバイルルーターの4種類があります。他にも直接電話回線を使用する方法などもありますが、通信速度が遅く、送られるデータ量も少なく、現在はほとんど使用されていません。
ADSL回線
ADSLは「Asymmetric Digital Subscriber Line:非対称デジタル加入者線」で、通常の電話では使用しない、高い周波数帯域を利用して通信を行います。このようにADSLは電話回線を使用し、インターネットを利用する方法です。そのため電話のアナログ信号をデジタル信号に、また、パソコンのデジタル信号をアナログ信号に変換する必要があります。
そのために用意するのがモデムです。さらに、アナログ電話回線で伝送されてきた信号を、「電話用」と「インターネット用」に分別してから送り出す、スプリッタも必要になるのです。モデムにLANケーブルを接続するとパソコンでインターネットが利用できるようになります。なお、モデムにルーターを接続すると、モデムとパソコンの間はワイヤレス無線で利用できるようになります。
CATV回線
ケーブルテレビを契約している家庭では、ケーブルテレビの回線を使用してインターネットにつなげることが可能です。家庭に設置されたCATVモデムへパソコンを接続するだけで、インターネットが利用できるのです。高速なインターネット環境が利用できます。ただし、CATV事業者がカバーしている提供エリア内以外では利用不可です。
光ファイバー
高速接続が可能な光ファイバー=光回線の設置してある環境であれば、光回線を使用してパソコンでインターネットが利用できます。LANケーブルで直接パソコンに接続する場合や、LANケーブルを無線ルーターに接続し、パソコンを無線で利用することも可能です。マンションなど共同住宅には、光ファイバーが設置されている場合もあります。戸建ての場合は、光ファイバーを引き込む工事が必要です。
モバイルルーター
携帯電話でインターネットが利用できるように、パソコンでモバイル回線を利用して接続する方法です。モバイルルーターを利用すれば、外出先でも自宅でも、インターネットを利用できます。ただし、主に月間で通信量が定められているケースも多く、使用可能なデータ量により料金が高額になります。
このよう に、最近は、無線LAN=Wi-Fi LANが主力で、LANケーブルを使用せずに利用するインターネットが主流です。なお、インターネットを利用するためにはデータの伝送路となる回線を提供する回線業者と、インターネットに接続するためのサービスを提供するプロバイダーに契約することも必要になります。
LAN工事と耐用年数
LAN工事の流れは、工事する家庭や事業所により異なるために、LAN工事を依頼する側が設置するパソコンの台数や、ハブやルーターの設置場所などを決めます。LANケーブルのレイアウトも大まかに決め、工事に取り掛かってもらいましょう。なお、LAN工事の耐用年数については、国税庁の定めた年数があります。実際には使用時間や使用状況で異なってきますが、標準的な耐用年数として参考にできます。
LANケーブルの耐用年数は18年
LANケーブルの耐用年数は18年です。LANケーブルを使用する有線LAN接続は、無線LANよりもインターネット接続などで安定性が優れているのです。そのため、無線LANよりもLANケーブルを使用する企業は多くあります。ただし、18年の耐用年数は法律上の数字であり、ケーブルが最適な状態で管理されていれば20年~30年、利用可能ともいわれています。
ハブ・ルーター・LANボード
ハブやルーターやLANボードなど、社内などでネットワークを構築するときに必要な機器類の耐用年数は10年です。ただし、このような機器類は技術革新が盛んで、続々と新製品が出るため、10年にこだわることはありません。最新機種に変えましょう。
サーバー
バックアップデータや、その他大量なデータの保管場所でもあるサーバーの耐用年数は6年です。あくまでこれは物理的サーバーを対象としています。最近は、レンタルサーバーやクラウドサーバーなど、外部のレンタルサーバーを利用するケースも多く、レンタルの場合は経費になり耐用年数はありません。
まとめ
以上LANの解説から、LAN工事の耐用年数まで紹介しました。企業がLAN工事を固定資産として計上する際は、国税庁の耐用年数が基本になります。固定資産を避けるのであれば、工事費用を抑え、レンタルできるものはレンタルして経費で落としましょう。また、LAN工事は専門性が高いだけに、信頼できる業者に依頼し、よく相談して実施しましょう。
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